いろいろな差別
なくならない差別は、見えないだけでもたくさんあります。
憲法では、貧富の差や、門地、性別などで差別してはならないという規定がちゃんとあります。
そのなかで、自ら差別「されている」人たちがいることをご存知でしょうか?
部落
江戸時代、士農工商の下にあった地域の人々を、「部落民」と呼び、差別してきた歴史が日本にはありました。
廃藩置県によって部落はなくなり、すべての人が好きな職業に就き、好きなことをしていいという「幸福追求権」が憲法にも記載されました。
しかし、地方の元部落民の人たちが、自分たちへの迫害を賠償すべきだ、と国に申し立て、それが受理されてしまいました。
すると、いままで門地の差別に苦しんできた人たちが、「自分は部落人だから仕事がない。金をよこせ」と逆に自分たちを差別し始めたのです。
部落民なら、国からお金が出る、働かなくていい、だから自分は部落民でいい、そういう考え方をするようになってしまったのです。
本末転倒な話ですが、それが人の心というものなのでしょう。